オウソウカ(ツルイランイランノキ)

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@オウソウカの花(タイ)

A咲き始めは緑色、次第に黄色に変わる

Bビルの壁面に這わせたオウソウカ(タイ)

Cオウソウカの鉤状のとげ(タイ)
学名Artabotrys hexapetalus
和名オウソウカ(鶯爪花)
別名 ツルイランイランノキ
英名 climbing ilang-ilang, eagle's claw
科名バンレイシ科
属名オウソウカ属
性状常緑つる性高木
原産地インド〜中国南部
 花がイランイランノキに似ているつる性の植物がある。英名はclimbing ilang-ilang(よじ登るイランイラン)と言うので、日本ではツルイランイランと呼ぶことがある。しかし、この両者は、同じバンレイシ科の植物ではあるものの、属が異なる別の植物なのである。

 このツルイランイランノキを大きなビルの壁面緑化に使っている風景をバンコクで見て驚いた。ビルのグリーンカーテンである。4階建てぐらいの建物のように思えた。この植物は10m以上は伸びるようである。

 花はイランイランノキより小さく、花弁は短く、捩れも少ない。しかし、イランイランノキに似ていることも多い。花弁の色は始めは緑色、次第に黄色になり、下向きに咲くこと、芳香を放つこと、花弁が開いてから伸長することなど共通点も多い。

 ツルイランイランノキの大きな特徴は非常に特異な形態をした鉤状のトゲにある。この鉤状のトゲを他物に絡めてどんどんよじ登っていく。このトゲをウグイス(鶯)の爪に見立てたのが日本で、和名は鶯爪花(オウソウカ)という。中国では、これをタカ(鷹)の爪に見立てて、鷹爪花と名付けている。英名は eagle's claw(鷲の爪)という。日本は鶯とは優しい鳥に見立てたものである。

 葉は長楕円状で互生するが、葉に対生して、花かまたは鉤状のトゲがつく。トゲを利用して上方に駆け上っていく性質が強い。

 アジアの熱帯では庭先や公園などにかなり植栽されている。

イランイランノキについてはここをクリック

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