ユウガオ(ヒョウタン)

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@野菜として販売されているユウガオ(ラオス)

Aユウガオの栽培(中国・海南省)

B野菜として販売されているユウガオ(台湾)

C野菜として販売されているユウガオ(台湾)

Dカンピョウを作るユウガオ(愛知)

Eヒョウタンの販売(台湾)

Fヒョウタンの栽培(愛知)

学名Lagenaria siceraria
和名ユウガオ
別名 カンピョウ、ヒョウタン
英名calabash gourd, white flowered gourd, bottle gourd
科名ウリ科
属名ユウガオ属
性状つる性多年草
原産地北アフリカ
 ユウガオの果実はカンピョウの原料として広く知られている。カンピョウ(干瓢)は、ユウガオの果実を細長い帯状に剥いて乾燥させたものである。巻き寿司や汁物などの日本料理には必須の食材である。

 一方、ユウガオの若い果実は油炒めなどにして野菜としても利用される。東南アジアを始めとする熱帯地方では、代表的な果菜の一つであり、国際的に見れば、カンピョウよりもはるかにポピュラーな利用法である。沖縄でも重要な野菜で、煮物、汁物、炒め物などにしたり、生のまま胡麻和えなどにする。東北地方でもみそ汁の具などに用いる。

 一方で、ユウガオの果実は、容器としてあるいは観賞用などにも用いる。というのは、ユウガオの観賞用のものがヒョウタンなので、両者は同じ植物なのである。あえて、両者を区別するならば、果実にくびれがあるのがヒョウタンだと思えばよい。

 一般的に言ってヒョウタンは毒性があり、食用にはならない。その内、毒性のないものを選抜したのが、食用のユウガオである。したがって、ヒョウタンとユウガオが同じ植物だからと言って、観賞用のヒョウタンをむやみに食べてはならないのである。また、ユウガオはスイカなどの接ぎ木台木としても広く利用されている。スイカを栽培していたらヒョウタンができたなどの話題を時に聞く。これは必ずしも食用のユウガオとは限らないので、やはり食べてはならない。

 ユウガオは蔓植物で、生育は極めて旺盛、長さ20mほどになる。雌雄同株で、花は白色、夕方に開花して、朝にはしぼむ。開花時間からアサガオ、ヒルガオに対してユウガオの名がある。ただし、アサガオ、ヒルガオとは科が異なる。果実は長円筒形、楕円形、西洋梨型、くびれ型などさまざまである。果皮の色は緑や白の単色が多いが、斑紋の入るものもある。なお、ウリ類は黄色花が多いが、ユウガオは白花である。

 なお、アサガオと同じヒルガオ科の仲間にヨルガオがあるが、これをユウガオと称して販売していることがある。これは全くの間違いで、時に混乱させている。

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