ザクロ

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@マーケットで販売されていたザクロ(台湾)

Aたわわに実った果実(中国・江蘇省)

学名Punica granatum
和名ザクロ
別名
英名pomegranate
科名ミソハギ科(←ザクロ科)
属名ザクロ属
性状常緑小高木(温帯では落葉)
原産地小アジア〜ヒマラヤ
 ザクロはブドウと共に有史以前からの古い果樹であるが、現在も世界の各地で果物として栽培されている。中国や欧州、中近東地域などのマーケットで販売されているのをよく見かけるが、驚くほど大きくて、種皮の赤色が鮮やかで美しい。日本では果物としてのザクロはほとんど生産されていない。果物屋で売っているのがあればまず輸入品である。

 ザクロの日本への渡来は10世紀頃とかなり古い。しかし、日本では果物としてよりも、観賞用植物としての利用が進んだように思える。このような傾向は日本の特異な文化性の故であろうか。江戸時代の園芸書でももっぱら観賞目的での記載が多い。江戸時代には、多数の園芸品種が育成されている。

 日本では、庭木としてはかなり植栽されているので、そこで採れる果実を食べるなど、少しは身近な存在ではある。現在も、八重咲きや花が美しい花ザクロ、鉢植え用の矮性のヒメザクロ、一才ザクロなどの品種が広く普及している。

 ザクロは樹高5m前後になる小高木で、適度に枝分かれするが、特に整った樹冠ではない。葉は対生で楕円形、なめらかで光沢がある。初夏には鮮やかな紅色の花を着けて美しい。

 果実は球状で、秋には熟して赤くなる。果皮は硬く、不規則に裂け、内部にある果肉(仮種皮)の小さな粒がたくさん見える。果肉の中には種子が1粒ずつ入っている。果肉は多汁質で、酸味がやや強いがこれを食べる。ジュースなどに加工する場合もある。

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