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上海、杭州、無錫の花き@

目次(なるべく順番に見てください)



1)暖房2)栽培施設3)種苗の生産4)切り花生産5)鉢物の生産6)無錫の花7)杭州の花
上海の近郊には、花き生産農家が多い。
上海の花卉市場の相対売り場へは自転車で荷を持ち込む農家が多い。
ただし、残念ながら農家数についての統計資料は持っていない
しかし、上海市とその近郊は、中国で最も大きな産地の一つであることは間違いない。
そして、近代的な花き園芸が最も本格的に起動しつつある地域だと考えてもよい。 
 最も生産が多いのは、カーネーションである。バラも多い。
その他、栽培品目はかなり多彩になりつつあるようだ。
暖房について

 ほとんどの花きは、施設で生産される。パイプハウスが多いが、中国で生産されるアルミガラス温室もある。この地域の気候で施設園芸を行うには、本来は暖房が不可欠である。にもかかわらず、暖房を行っている例はきわめて少ない。
 中国では、重油代が高く、およそ採算が合わないとの意見をどこに行っても聞く。たしかに、相対的に見て燃料費はかなり高い。しかし、少ないとはいえ、暖房を行っている農園もいくつかはある。
 たとえば、キクの周年的な栽培をしている虹華園芸では、1haのハウスで暖房をしている。ここで聞けば、2〜3月出しの「秀芳の力」の場合、燃料費が切り花1本当たり、日本円換算で41円にもつくので、これでは採算が合わない、冬は作型を慎重に考える必要があるとのことであった。このような計算をする経営感覚は、特筆するべきものであると思った。一般には「重油は高いから使えない」で終わってしまうのが普通で、冬に良品が計画的に出荷できるメリットとの損得勘定までする人には出会ったことがない。日本人が経営し、鉢物生産をしている教大農場も暖房ガラス室でシクラメンやグロキシニアを生産している。ここではかなり高品質のものを生産しているので、高く販売しているようだ。暖房によって得られるメリットを十分に考えて生産している数少ない例のように思われる。
大規模な鉢物栽培温室群(教大農場)暖房をしている珍しい例。
2.栽培施設について へ