ホームページに戻る海外の花き情報inndexへ


中国・花の流通と消費@
中国の花でいろいろ思うこと

内容の順序(なるべく順番に見てください)

1)上海の花市場2)昆明の花市場3)杭州の花市場4)無錫の花屋見聞5)流通で疑問に思うこと



上海の花市場

 上海は中国最大の花の消費地で、大きな市場もあり、花屋の数も多い。 花市場は精文花卉市場が大きい。ここは、1996年12月に体育館を改装してオープンした市場で、それまでは道路端の露天市場であったが、今は立派な施設になっている。
精文花卉市場の正面。体育館を改装したもの。オープン早々に撮影。
 かっては観覧席であったのだろうか、階段状になった部分があって、そこでは近郊農家が荷を持ち込んで相対売りをしている。1コマはせいぜい1〜2u程度であるが、コマ数が多いのでなかなかの活況を呈している。この市は夕方から午後10時頃までの夜間に行われる。花市は一般にどこの国でも朝が普通だが、夜は珍しい。売買されているのはすべて切り花で、鉢物はない。種類は様々であるが、カーネーション、バラがもっとも多く、ついでキクであろうか。基本的にはほとんど一輪咲きタイプで、スプレータイプはまず見られない。ユリはかなりの人気商品のようで、新しいハイブリッド系品種からシンテッポウユリまで豊富にある。グラジオラスもかなり多い。その他、スターチス、カスミソウなども多い。最近はトルコキキョウも出始めた。
精文花卉市場の農家持ち込みの相対売場。階段状になっている。元は観覧席。自転車が大量に並んでいるが、農家が持ち込んだもの。
市場内の多くの部分は、仲卸店と言おうか、いわば問屋街になっている。建物全体としてのスペースでいえば、農家の相対売場よりこちらの方がはるかに大きい。ここは昼でも営業しているが、店ごとにそれぞれ特色があって、見ていてなかなか楽しい。相対売り場と同じような商品も扱っているが、輸入花きも意外とあって、オーストラリア産のプロテアや、オランダ産の百合なども売っている。観葉植物などの鉢物を扱う店もある。オランダ産のアナナスの鉢植えも売っている。もちろん資材を販売している問屋もいくつかある。全体としてかなり活気にあふれた市場という感じを受ける。
精文花卉市場の仲卸屋街。
曹安花卉市場は古くからのままだが、ここは問屋街といった感じである。仲卸店や資材店が、場内道路の両側に100m以上にわたって並んでいる。しかし、なんとなく、精文花き市場ができてから、少し寂しくなったように思えるが、そうではないのかもしれない。
曹安花卉市場の光景。本通りの裏道の両側に問屋街が並んでいる。
次ページ(昆明の花市場)へ