ホームページに戻る海外の花き情報inndexへインドネシアの花

インドネシアの花
切り花生産鉢物生産鉢花産直【花屋】【植物園】花市場花風景【農村風景】
2009.12.10更新、2011.4更新
ジャワの切り花生産

 ジャワ島の大都市バンドンやその周辺のレンバン、シパナス、スカブミなどは冷涼な素晴らしい気候の広大な高原地帯である。ここでは、野菜や花の生産農家が多い。切り花では、キク、カーネーションなどの温帯性花きの生産が多い。特にスプレーギクが目立って多い。気候が冷涼で、日長がほぼ年間を通じて12時間一定という特長を生かせば、電照による開花調節で周年生産が可能という恵まれた環境にある。栽培ハウスは高原地帯を走っているだけではあまり目立たないが、深夜だと電照が目立つので、意外と生産が多いことが分かる。品質的には一般に必ずしも良いとはいえないが、中には素晴らしい品質のものを生産している農園もある。簡便な竹製の雨よけハウスだけで栽培できる恵まれた環境は、将来のアジアの生産基地になる要素を十分に持っている。(以下の写真は全てジャワ島中西部の高原地帯のもの)。(以上は1999年記載)

追記(2009.12)
 現在では昔は見られなかったようなたいへんに立派なハウスが増えているように思える。以前はこの国には広幅のフィルムが製造されていなかったので、ドーム形のハウスを作るには、フィルムの輸入に頼るより無かった。現在はドーム形のハウスが多いように思えるが、おそらく国産化しているのであろう。


追記(2011.4)
 日本のキク切り花生産では、全面的に苗を購入する生産が増えている。この苗を供給する生産国の代表的な国は、ベトナム、中国、インドネシアなどで、この国からの輸出量は3000万本程度かと思われる。


キク苗生産農場のハウス

キク採穂用の親株栽培。採穂作業風景。

挿し穂の長さなどを揃えるための調整作業

発根した苗を収穫している風景。この農場では発根苗の輸出が多い。(ちなみに、日本全体では発根させてない挿し穂の輸入量の方が多い。)

発根した苗を輸出するための調整作業。

ユリ(オリエンタルハイブリッド系)の切り花栽培(国内消費向け)


ブンチャック峠近くの切り花生産農場。前方は両屋根式連棟ハウス、後方はドーム形連棟ハウス。いずれも棟部は常時解放の熱帯型構造。

トルコキキョウ(ユーストマ)の切り花栽培

スプレイギクの栽培

以下は1999年の状況

左の写真は、近代的施設の大規模農場。このようなハウスは希にしか無い。右の写真は太い竹を構造材にして作ったもっとも一般的なタイプのハウス。棟部を大きく解放している熱帯に多い形態。

竹ハウスでのスプレーキクの生育状況。この農園は生育がよく揃って品質はよい。

同左。スプレーギクの幼苗段階の生育状況。新しい竹ハウスなので、写真でもハウス構造がよく見える。

出荷期に達したスプレーギクの生育状況。簡易な施設ではあるが、生育は比較的よくそろっている。技術は高いとはいえないが、近くのオランダ技術の農園の影響か、それなりの水準に達しつつある。

生育が不揃いであったり、品種が混じっていたりする農園もある。品種名を知らない農園もある。

比較的レベルの高い農園の出荷調整作業場の風景。品質はかなりよい。

同左の農場の出荷調整風景。スタンダードタイプは花保護のためにカップのようなものをつけている。

農家の庭先で見た出荷前の風景。業者が集荷に来る前の様子。

同左の農家が品質を見せているところ。満開の花が流通している。

カーネーション栽培風景。土壌消毒をしていないので、病害の発生が多いように見られる。

カーネーションの栽培風景。ネットは竹で編んでいる。

バラの露地栽培の畑。生育はあまりよくない。

キクの露地栽培の畑。着色期に入った蕾は虫除けのために袋掛けしている。熱帯は虫が多い。竹の支柱を1本ずつ立てている。