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ケニアの花
2007.10.20

ユーストマ(トルコキキョウ)、リモニウム・シヌアータ(スターチス)、カスミソウ
 ケニアで最も生産が多いのはバラで、次いでカーネーションであるが、生産比率的に見た最近の傾向としては、バラ、カーネーション以外のその他の切り花が増加している。具体的な品目としてはユーストマ(トルコキキョウ)、カスミソウ、スターチス(リモニウム・シヌアタ)、アルストロメリア、ヒペリカムなどである。マイナーな作目といいながらも、生産の現場で見ると1ハウスで数ヘクタールから10ヘクタールぐらいの規模で作っている風景は壮観である。日本では絶対に見られないスケールである。しかも、品質は一般的にかなり良いように思える。

ユーストマ
 バラに比べればマイナーであるとはいえ、ハウスを見れば数ヘクタールの規模で、驚くほど大きい。ユーストマの品質はなかなか良い。草丈は長くて茎はしっかりしており、花数はたいへんに多い。高温期が無いのでロゼット化する心配もないのであろう。火山礫を用いた養液栽培が行われている。




信じられないほどの大規模な栽培。

同左。

10リットルほど入るプラ袋に詰めた火山礫を培地にして養液栽培がされている。

収穫したユーストマはハウス内の広い通路でで一次選抜される。

選抜したものはすぐにバケツで水揚げし、この状態で選別結束作業室へ運ばれる。

出荷作業場での結束作業風景。



スターチス
 驚くほど大規模な面積で栽培されている。組織培養苗を用いて栽培しており、旺盛で、よくそろった生育をしている。草丈は極めて長く、茎はかなり剛直で、草姿は素晴らしいものであるが、ブラシ(花穂の部分)が短く、かつかなり上向きの角度である。培養苗の親株の選抜が悪いと思えるが、欧州ではこの品質で通ると云うことである。




木造ハウスのスターチスの栽培風景。

同左。ともかく凄いスケールである。

ハウスの広い通路で一次選抜作業を行う。

スターチスはバケツで水揚げしない状態で出荷作業場へ運ばれる。

 出荷作業場での選別、結束風景。

同左。

カスミソウ
 カスミソウは草丈は長く、驚くほど大株で立派なものである。栽培面積のスケールも極めて大きい。適温条件であるとは云いながら、赤道直下のケニアの日長は、カスミソウにとっては一年中短日条件となるので、自然条件下ではロゼット化が進みまともには花が咲かないはずである。したがって、カスミソウの生産では電照栽培が行われている。電照は午後8時から翌朝6時まで10分照明し、20分暗黒にする操作を繰り返す間欠照明を行っている。




見渡す限りといったスケールのカスミソウは壮観である。

同左。

収穫したカスミソウはハウス内で一次選別される。

一次選別の終わったカスミソウ。出荷作業場へ運ばれる。

カーネーションと組み合わせた量販店向け花束加工に使われていた。


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