ホームページに戻る海外の花き情報inndexへ世界の花市場

世 界 の 花 市 場
アールスメア】 【ウェストランド】 【TFA】 【オーデンセ】 【上海】 【杭州】 【昆明】 【無錫】 【広州】 【順徳】 【北京
西安】 【洛陽】 【福建】 【成都】 【瀋陽】 【長春】 【香港】 【台北】 【台湾・田尾】 【ソウル】 【プサン
バンコク】 【チェンマイ】 【ジャカルタ】 【ヤンゴン】 【メイミョウ】 【マニラ】 【ホーチーミン】 【ダラット】 【バンガロール】 【ドバイ
2007.11更新
台北の花市場
台湾省はアジアでは花き園芸の最も盛んな国(地域)の一つだ。省都台北の花市場は、かなり大規模で、機械セリが行われている。セリは4レーンで行われ、買参席は300ある。セリは朝4時ごろから始まる。セリ板の表示される情報もなかなかのものだし、バケツ輸送がたいへんに普及している。バケツ輸送については日本のほうがはるかに遅れている。商品の移動はベルトコンベアー方式である。そしてセリ終わった花は、市場内にたくさんある仲卸店に配達される。仲卸店舗は切り花163、鉢物86、園芸資材37で合計286店舗もあるなかなかの規模だ。セリの間は、ベルトコンベヤーに花を乗せる市場職員が忙しく働いているが、買い手は仲卸だけなので、意外と静かだ。しかし、この作業が終わった後の7時頃からは、仲卸街に仕入れに来る小売商で賑わう。この市場の設立は1988年で、コンピュータによる機械セリを実施したが、現在の場所に移転したのは1997年である。鉢物についてはセリは行っておらず、市場内で鉢物の卸販売場があり、展示販売や見本取引などを行っている。
全体としてなかなか近代的で、そして活気がある市場である。

台北花卉市場の外観。外側に仲卸部分があるので、建物としては豪壮な感じではない。
時計板式の機械セリ。4レーンある。時計板の掲示内容もなかなかのものだ。
セリ売り場の裏側。ローラーコンベアーによって荷物はセリ場へ搬送される。
セリ場へはローラーコンベア^で搬送されてくる。切り花はバケツ輸送されるものが多い。
バケツ出荷のものが多い。台車を使わないでも段積みできる航空機輸送用のスタイル。
バケツの拡大写真。この写真でも2段以上積んでいる。バケツ上部の段ボールは産地のブランドなどを印刷している。その上にプラスチックのふたをかぶせているので段積みできる。バケツは市場の所有物で、農家は使用料を払い、仲卸は保証金を出して使っている。。
仲卸店も生産者が出荷したバケツのままで並べて販売している。ただし、段ボールカバーだけはずしている。
仲卸の切り花売場街の風景。切り花だけで163店舗もあるのでかなりの壮観だ。
仲卸の切り花売場街の風景。
鉢物の仲卸街の風景。86店舗ある。台湾特産の万年竹(ドラセナ・サンデリアーナ)の専門店もある。
洋ラン専門の仲卸店。特産のコチョウランが多い。花色は圧倒的にピンクである。しかも色は濃い。
台北の花市場追加(2007.11)
4回目の訪問。ますます順調な運営を感じる。バケツ流通も順調に思える。 数年の間に変化したと思えることは、バケツのことと、輸入花きが増えている印象であろうか
 バケツは以前は黒色であったが、現在は白色(透明)に変わっている。水位が確認できて透明の方がよいとのことである。また、バケツの上に被せる段ボールは、この部分もリユースしようとのことで、以前にプラスチックシートに変更する動きがあったが、結局は元通り段ボールに戻っている。やはり段ボールの方が園名、産地名などが印刷できて良いのだろうか。 
バケツ流通のセリレーン。バケツは基本的に透明白色。時々古い黒色のバケツも混じる。
セリ場に向かうローラーコンベアー上のバケツ。
セリ売りするときは段ボールの横窓を開けて中身を見せる。

 荷受け場の一角には山積されている輸入花きがたいへんに目に付くようになっている。ベトナム産のスプレーギク、カーネーション、コロンビア産のバラ、カーネーション、ケニア産、エクアドル産のバラ、タイ産のデンファレ、ニュージーランド産のシンビジウム、オランダ産のアジサイ、アマリリスなど多様で高級な商品、などなど多彩である。高品質なものが多いように思える。市場内の仲卸街に行っても輸入品を専門に扱う店舗が目立つ。主要な輸出国の商品は、ほとんど全て見ることが出来る。特にベトナム産が多いように思える。この中のいくつかの品目は台湾の輸出商品であることを考えるとたいへんな変化である。台湾の花の生産者も日本と同様に外圧を受けて苦労しているように想像される。
ベトナム産のカーネーション。
ベトナム産のスプレーギク
ベトナム産のレザーファーン。
オランダからのアマリリス。
タイ産のデンファレ切り花。
ニュージランド産のシンビジウム切り花
コロンビア産、エクアドル産のバラ、手前はタイ産のデンファレ(輸入商品専門の仲卸で)。
ケニア産のバラ(ケニアやオランダの商品を専門に扱う仲卸で)。
オーストラリア産専門の仲卸。

台北の鉢物市場
2004.5.1(2007.11更新)
台北に新しく鉢物専門市場ができた。「台北花木批発市場」といい、2004年4月22日正式にオープンした。3階建てのかなり大規模な施設である。1階は問屋街になっており、まるで花デパートといった感じである。オープン初日はお祭りの雰囲気もあり、大勢の客で賑わっていた。日常どれだけの集客があるのかはこれからのことであるが、台北県の街中にあり、花なら何でもありという雰囲気なので、おそらくかなり人が集まる市場のように思える。2階は卸売り専門で、セリ売りも行うということであるが、まだセリ売りのソフトは完成していない。しかし、産地の商品画像をリアルタイムに取り入れ、しかも、産地の売り手と市場にいる買い手がインターネット上で話し合いながら相対取引ができるソフトは完成している。これは世界にも例のない取引方法で、注目に値する。うまく機能すれば、現物のサンプルすら無しに、産地から仲卸へ直接的な物流を行うことになるので、商物分離が完全にできる画期的なシステムのように思える。市場の建設には、土地購入費などを除いて60億円かかったそうで、建物、施設はなかなか立派なものである。
新しい市場の外観。
正式開場の玄関前の横幕。
オープニング式典の光景。台北市長など大物来賓が多数列席していた。
一階の問屋街。まさに花のデパート。
同左。
同左。ある店舗の風景。
鉢物専門とは言いながら、切り花を扱う問屋もある。
産地の商品画像を見ながら相対取引を行うコンピュータ画面。
ここはセリ売りを行う場所だがまだ機能していない(オープン当時)

台北の鉢物市場追加(2007.11)
オープンして3年半過ぎて、久しぶりに再訪した。いささか驚いたことにオープニングの華やかさが信じられないほどに閑散としていた。初期の計画が失敗したのであろうか。国費で建設したと思われる素晴らしい建物は健在であるが、一階の小売り店街は店舗の数が少なくなり、客足もまばらなように見えたし、二階と三階の卸売部門はほとんど使っていないような状況であった。
市場の外観は素晴らしい。
一階の小売り店街は健在だが空き店舗が目立つ。
二階の卸売部門。どういう訳か切り花が一部で営業されていたが、全体には閑散としてほとんど使われていない。


ホームページに戻る海外の花き情報inndexへ世界の花市場